ドッグフードの与え方のポイント!切り替えのタイミングと回数は?

 

飼い主さんが与える毎日の食事は、愛犬の健康を大きく左右します。犬は、成長に合わせて食事の与え方を変えていく必要がある。ということをご存知ですか?

 

今回は、ドッグフードの切り替えのタイミングや回数など、ライフステージごとの食事の与え方についてお話ししていきます。

 

愛犬のライフステージに合わせてドッグフードの与え方を変えよう

犬の成長は大きく3段階に分けることができます。

 

  • 幼犬期(生後12ヶ月頃まで)
  • 成犬期(1歳?7歳頃まで)
  • 高齢期(7歳以上)

 

この成長段階を「ライフステージ」と言います。幼犬期のドッグフードデビュー・幼犬期から成犬期へ変わる時期・成犬期から高齢期へ変わる時期は、ドッグフードの与え方について見直す大きなタイミングです。

 

愛犬をお家に迎え入れたその時から、食事管理は飼い主さんが行うことになります。ただドッグフードを与えるだけでは、愛犬を健康で長生きさせてあげることはできません。

 

愛犬の成長に合わせて、ライフステージごとにドッグフードの与え方を変えていきましょう。

 

心も体も一番成長する幼犬期(生後12ヶ月頃まで)

幼犬期に与えるドッグフードのポイント

犬の一生の中で体がもっとも急成長する幼犬期には、たくさんの栄養を必要とします。必要摂取カロリーがピークになるこの時期は、カロリーは成犬の2倍、たんぱく質は4倍必要だと言われています。

 

幼犬期に必要な栄養が不足してしまうと、骨や筋肉の形成が不十分で発達障害を起こしたり、免疫力が弱い体になってしまう可能性があります。食事には十分気を配ってあげてください。

 

幼犬期には、犬にとってもっとも必要な動物性たんぱく質を豊富に含み、少量でもしっかり必要な栄養が摂れる、栄養価の高い高品質ドッグフードがおすすめです。

 

幼犬期のドッグフードの切り替えのタイミング

ドッグフードは、生後2〜3ヶ月頃からスタートしましょう。食べなれないドッグフードをいきなり与えてしまうと、のどに詰まらせる危険性があります。

 

最初のうちは、ドッグフードを人肌程度のぬるま湯や犬用ミルクでふやかして、やわらかい状態にしてから食べさせてあげます。

 

熱湯はドッグフードに含まれる大切な栄養素を壊してしまいますので、熱すぎるお湯は使わないでくださいね。下痢を起こしやすい人間用の牛乳・粉ミルクは絶対に与えないでください。

 

やわらかいドッグフードを与え続けていると、歯やあごを弱くさせてしまいます。また、お口の中の細菌が繁殖しやすくなり歯周病の原因にもなります。

 

生後4ヶ月頃までには、ドッグフードをそのまま食べられるようにすることを目標にしましょう。愛犬の様子やウンチの状態を見ながら、ふやかす時間や水分量を調整していき、徐々に硬いドッグフードに慣れさせてあげてください。

 

幼犬期のドッグフードを与える回数

たくさんの栄養を必要とする幼犬期ですが、体が小さく消化機能の成長も不十分なので、量を多く食べることができません。未発達の幼犬の体にとって消化は大きな負担がかかるため、与え方には注意が必要です。

 

ドッグフード開始直後は1日4〜5回程度、できるだけ小分けにして食べさせてあげるのが理想です。生後6ヶ月頃からは、1日の食事回数を3回にしましょう。

 

参考記事:幼犬におすすめできるドッグフードとは?|特徴と栄養素から選ぶ!

 

心も体も充実!一生の半分以上を占める成犬期(1歳〜7歳頃まで)

成犬期に与えるドッグフードのポイント

成犬期は、犬の一生の半分以上を占める心も体も充実している時期です。この時期の食生活は、その後の高齢期の健康に大きく影響します。ドッグフードを購入するときは、原材料の品質と安全性をしっかり確認しましょう。

 

犬がもっとも必要とする動物性たんぱく質が主原料になっていて、危険な添加物が入っていない安全性の高い高品質ドッグフードを選んであげてください。

 

成犬期のドッグフードを切り替えるタイミング

幼犬用のドッグフードを与えている場合は、愛犬が成犬になったら成犬用ドッグフードに切り替えましょう。幼犬用のドッグフードは、栄養たっぷりで高カロリー。成犬になっても与え続けていると、栄養過多になり肥満への道まっしぐらです。

 

切り替えるタイミングは、小型犬は生後1年くらい、大型犬は生後1年半くらいを目安にそれぞれ切り替えてください。ドッグフードの切り替えは胃腸に大きな負担がかかるため、下痢や軟便になることがあります。

 

切り替え時はいきなりではなく、2〜3週間かけて少しずつ新しいドッグフードの割合を増やしていきましょう。愛犬の様子やウンチの状態を見ながら、新しいドッグフードにゆっくり慣らしてあげるようにしてください。

 

いつもと違うものが出ると警戒して食べない子もいます。できるだけストレスを感じさせないように切り替えてあげたいですね。

 

成犬期のドッグフードを与える回数

生後6ヶ月以降3回程度だった食事回数は、愛犬が1歳頃になったら1日2〜3回にしましょう。

 

食事回数が1日1回というご家庭もあるようですが、愛犬の胃腸への負担を考えると、成犬になっても食事回数は1日2〜3回がベストです。

 

参考記事:成犬に最適なドッグフードとは?|必要な栄養素と特徴から選ぶ!

 

体にさまざまな老化のサインが見られるようになる高齢期(7歳以上)

高齢期に与えるドッグフードのポイント

高齢期になると、体にさまざまな老化のサインが見られるようになります。消化機能が低下するため便秘・下痢・嘔吐をしやすくなり、歯が抜けたり噛む力が弱くなって硬いものを食べられなくなってきます。

 

また、若い頃と比べて運動量が減り、筋力の低下により基礎代謝量も低下するため、1日に必要な摂取カロリーも少なくなります。愛犬が高齢期に入ったら、食事内容の見直しを行いましょう。

 

成犬の頃と同じような食事量を与え続けていると、肥満・糖尿病をはじめさまざまな病気を発症するリスクが上がります。

 

「食べやすさ」と「消化吸収」。高齢期の犬の食事には2つの大きなポイントがありますが、おすすめしたいのがドッグフードをふやかすという方法です。

 

愛犬の食欲が低下したり、ウンチの調子がイマイチかなぁと思ったり、食べにくそうなしぐさを見せるようになったら、ぜひお試しください。

 

温めた無塩の野菜ジュースや肉・魚・野菜を茹でた茹で汁など、愛犬の食欲がアップしそうなものでふやかしてあげましょう。茹でた肉・魚・野菜をちょっとだけ、ご褒美がわりにときどきトッピングしてあげるのも良いですね。

 

ドッグフードの水分含有率は10%程度しかありません。水分補給という意味からも、ドッグフードをふやかすという方法はおすすめです。

 

高齢期のドッグフードの切り替えのタイミング

愛犬が高齢期に入ったら、ドッグフードを見直すタイミングです。成犬用から高齢期のためのシニア用ドッグフードに切り替える場合は、注意点があります。

 

シニア用ドッグフードの中には、穀物メインの「低たんぱく質・高炭水化物」のドッグフードが数多くありますが、これは大きな間違い!犬にとって穀物は、消化不良やアレルギー(消化器官の異常や皮膚のトラブルなど)を引き起こす原因となります。

 

穀物でかさ増ししたドッグフードは、製造するメーカーにとってはコストダウンになるというメリットがありますが、犬にとっては何のメリットもありません。

 

犬にとってもっとも必要な栄養素は動物性たんぱく質ですが、これは高齢期でも同じです。消化されやすい動物性たんぱく質がメインとなっていて、少量でもしっかり栄養が摂れる「高たんぱく質・低炭水化物」の高品質ドッグフードを選んであげるようにしましょう。

 

高齢期のドッグフードを与える回数

高齢期になると消化機能が低下して、一度に食べられる量も徐々に減ってきます。1日の食事回数を3回以上に分けて与えてあげるようにしましょう。1回あたりの量を少なめにしてあげることで、胃腸への負担が少なくなりますね。

 

参考記事:老犬に必要な栄養素とは?おすすめ出来るドッグフードをご紹介!

 

愛犬に安心して与えられるドッグフードを選ぼう

愛犬に安心して与えられるドッグフード選びのポイントは3つ!

原材料表示の先頭に動物性たんぱく質(鶏肉・牛肉・鹿肉・羊肉・馬肉・豚肉・魚)の表示がある

犬はもともと肉食動物です。良質の動物性たんぱく質が豊富に含まれているドッグフードを選んであげましょう。

 

有害な酸化防止剤・保存料・着色料・香料などが含まれていない

危険な添加物を使っていないドッグフードは、病気のリスクを軽減できるということが一番大きなメリットだと言えます。

 

グレインフリー(穀物不使用)

穀物はアレルギーや消化不良の原因になることが分かっていて、世界的にもグレインフリーのドッグフードが主流になりつつあります。

 

「ライフステージ別」と「全ライフステージ対応」どちらが良い?

最近のドッグフードは、犬種別・ライフスタイル別などラインナップがとても豊富です。ほかにも原材料や価格などさまざまな種類があって、愛犬のドッグフード選びでお悩みの飼い主さんは多いのではないでしょうか。

 

「ライフステージ別(年齢層別)」と「全ライフステージ対応(全年齢対応)」の選択もそうですね。ライフステージ別のドッグフードと全ライフステージ対応のドッグフードには、それぞれこのような考え方があります。

 

ライフステージ別(年齢層別)

国産のドッグフードで主流となっているのがこのタイプです。「必要な栄養バランス・摂取カロリーはライフステージごとに変化していくため、成長に合わせて切り替えるべき」

 

全ライフステージ対応(全年齢対応)

最近人気が出ている海外の高品質ドッグフードに多く見られるタイプです。「野生動物は年齢で食べ物を変えるのではなく、食べる量を調整している=犬本来の自然な食生活」

 

どちらの選択もアリ!大切なのは原材料の品質と安全性

どちらを選ばれるかは飼い主さんご自身の判断です。ひとつ言えるとしたら、全ライフステージ対応のドッグフードを選んだ場合は、ライフステージごとのドッグフードの切り替えがないため、切り替え時の愛犬の胃腸の負担を心配する必要がないというメリットがあります。

 

ドッグフードを選ぶときに大切なのは、原材料の品質と安全性です。ライフステージ別・全ライフステージ対応どちらか悩む前に、まず「愛犬に安心して与えられるドッグフード選びのポイント」の3つのポイントをすべてクリアしている、高品質ドッグフードを見つけましょう。

 

ドッグフードの与え方「摂取カロリー」と「回数」には注意が必要

愛犬を肥満にさせない!1日の必要摂取カロリーはどれくらい?

最近、犬(とくに室内犬)の肥満が問題になっています。愛犬に、ついついおやつや自分たちの食べ物をおすそ分けしていませんか?犬は出された食べ物は完食する習性がありますので、欲しがるままに与えていると肥満になってしまいます。

 

犬の肥満は、関節炎・椎間板ヘルニア・糖尿病・心臓病など、さまざまな病気を引き起こす原因となります。愛犬の健康を考えると、ドッグフード以外の食べ物はあまり与えないようにしたいですね。

 

愛犬の1日の必要摂取カロリーを知りたい場合は、獣医師広報板の「犬のカロリー計算」が便利です。愛犬の年齢や体重などを入力すると、1日に必要な摂取カロリーを計算してくれます。ぜひご利用ください。

 

犬のカロリー計算

 

※犬には個体差がありますので、あくまでも参考程度にお考えください

 

食事回数1日1回は愛犬の体に負担ががかる?

食事回数が1日1回というご家庭もありますが、ドカ食いは胃腸に負担がかかるほか、急激に血糖値が上がるため危険です。ドカ食いが習慣になって高血糖の状態が続くと、最終的に糖尿病を発症します。

 

食事の回数は、幼犬期には3〜5回程度・成犬期には2〜3回・高齢期には3回以上、をそれぞれ目安に与えてあげるようにしましょう。

 

毎日の食事は、大切な愛犬の健康を大きく左右します。愛犬の年齢や運動量に応じて、給餌量や食事の回数を調整してあげるようにしてくださいね。

 

まとめ

今回は、ライフステージごとのドッグフードの切り替えのタイミングや食事回数などについて、お話ししました。

 

犬は人間よりもはるかに早く年をとります。愛犬の成長に伴う体の変化を考慮してあげながら、食事の面からもしっかりサポートしてあげたいですね。

 

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