犬の口臭の原因って?|対策方法もご紹介!

犬口臭

愛犬との毎日のスキンシップ。愛犬がお顔をペロペロしてくれるのはとっても嬉しいけど、口臭が気になる・・・という飼い主さんもいらっしゃいますね。

 

今回は、犬の口臭の原因とおすすめの対策について、お話ししていきます。

 

犬の口臭の原因その1「口内環境」

犬の口臭の原因で一番多いのが、口内環境の問題です。口内環境というと、まず虫歯を想像しませんか?

 

実は、犬が虫歯になることは非常に少なく、全体の歯の病気のうちわずか10%程度と言われています。

 

人間の唾液がph値6.5〜7.0の弱酸性なのに対して、犬の唾液のph値は8.0〜8.5のアルカリ性です。

 

そのため、お口の中の酸を中和することで虫歯になりにくい一方で歯石がつきやすく、私たち人間と比べて歯周病になりやすいのが特徴です。

歯周病で口臭が発生する

 

歯周病とは、歯肉炎と歯周炎のことを指します。

 

歯周病が発生するまでの流れ

 

  • 1)歯垢がお口の中に残っていると、歯垢内ではどんどん細菌が繁殖していきます
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  • 2)繁殖した細菌の中には毒素を放出するものもあり、排出しようとする免疫細胞の攻撃と毒素が刺激となって、歯肉炎が起こります(この段階で歯周ポケットができます)
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  • 3)歯垢が形成されて2〜3日後には、歯垢の石灰化が進み歯石が形成されます
  •  

  • 4)表面がザラザラしている歯石の表面には、さらに歯垢が蓄積していくという悪循環が起こります
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  • 5)歯垢や歯石が蓄積していくため、歯肉ポケットが徐々に深くなっていきます(歯周炎に進行)

 

犬の歯周病は、このように徐々に進行していきます。お口の中で繁殖した細菌が、食べかす・歯垢・タンパク質などを分解することによって、揮発性イオウ化合物という物質を発生させます。これが犬の口臭の主な原因です。

 

犬の歯周病は口臭だけの問題ではありません。歯周病の原因となる細菌は、放っておくと全身に循環し、心臓・肝臓・腎臓の内臓疾患など、健康にも大きな影響を及ぼすことが分かっています。

 

犬の歯周病は痛みなどの自覚症状が出にくく、飼い主さんが気づいたときには、症状がかなり進行しているということも珍しくありません。愛犬の歯周病予防と早期発見のために、毎日の歯磨き習慣を始めましょう!

 

参考記事:犬の歯周病を甘く見ない!治療と今日から始められる予防法

口内環境を改善するおすすめ対策【歯磨き】

歯ブラシを使った歯磨きがベスト!

犬歯周病

 

ペット用品通販《Peka》


犬の歯周病は、予防することができます。口内環境の改善で一番効果があるのが、歯ブラシを使った歯磨きです。

 

歯ブラシが苦手な子は、無理矢理行うと歯磨きが大嫌いになってしまいますので、最初は嫌がらないアイテムから始めてくださいね。

 

愛犬の様子を見ながら、徐々に歯ブラシを使った歯磨きに移行していきましょう。犬用の歯ブラシは500円くらいから購入することができますよ。

 

歯磨きを好きになってもらうコツは?

犬のお口のケアアイテムは、歯ブラシだけではありません。歯磨きシート・スプレータイプのオーラルケア商品など便利なアイテムがありますので、上手に活用したいですね。

 

ガーゼを指に巻き付けて磨いてあげたり、軍手や薄手の布製の手袋をはめた指で磨いてあげるのもおすすめです。

 

ガーゼや手袋でそのまま磨くと、歯や歯茎を傷つけてしまいます。ペット専用の歯磨き粉やスプレータイプのオーラルケア商品などをつけてから、やさしく磨いてあげましょう。

 

お口まわりを触られることに抵抗を感じる子もいますね。そのような場合は焦らず、まずはやさしくお口まわりを触ったり撫でることから始めてください。

 

慣れてきてお口を開けてくれるようになったら歯を触るなどして、徐々に抵抗感を取り除いてあげることが大切です。

 

初めて歯ブラシを使うときは、歯ブラシは怖いものではないということを教えてあげましょう。歯ブラシをくわえさせたり、おもちゃに見立てて、じゃれつかせて遊んであげるのも良いですね。

 

歯ブラシをお口の中に入れても愛犬が嫌がらなければ、いよいよ歯ブラシを使った歯磨きスタートです。

 

犬の歯磨きってなんだか難しそうだなぁって思っていませんか?そんなことはありません。歯磨きのポイントが分かっていれば、毎日の習慣にすることは簡単です。

 

犬の歯磨きのポイント
愛犬がリラックスできるポジションを見つける

歯磨きを正面から行おうとすると、犬は身構えます。小型犬の場合は、飼い主さんの膝の上に抱っこして、飼い主さんと愛犬が同じ方向を向くようにします。

 

抱っこができない中型犬・大型犬の場合は、愛犬の隣に飼い主さんが座り、肩を組むような体勢で背後から腕をまわしてあげると良いでしょう。

 

歯磨きは「短時間×毎日」

できれば毎日磨いてあげるのが理想的です。毎日が難しい場合でも、少なくとも2〜3日に一度は、歯磨きをしてあげるよう心がけてくださいね。

 

犬にとって、歯磨きは楽しいものではありません。愛犬がストレスを感じないように、1回の歯磨きタイムは短時間で切り上げるようにしましょう。大切なのは、続けていくことです。

 

1本ずつ丁寧に磨いていく

歯周ポケットまで磨くことを意識して、1本ずつ丁寧に磨いていきましょう。歯の裏側も忘れないでくださいね。

 

お口の中を傷つけないように、力を入れ過ぎないことがポイントです。毎回完璧を目指す必要はありません。臨機応変に歯磨き習慣を続けることが、長続きさせる秘訣です。

 

 

毎日の歯磨き=「愛犬と飼い主さんのお楽しみのスキンシップタイム」にしませんか?

 

歯磨きが終わったら、たくさんほめて撫でてあげましょう。一緒に遊んであげる・お散歩に行くなど、愛犬が喜ぶことを歯磨き後の習慣にするのも良いですね。


 

定期的に健診を受けることで、早めのケアができる

お家でできるケアには限界があります。歯周病の検診のために、定期的に動物病院へ通うのは難しいかもしれませんが、狂犬病の予防注射や年1回のワクチン接種の機会を利用して、そのときにお口の中を診てもらうようにしましょう。

 

定期的にお口の検診を受けることで、歯周病以外の病気の早期発見・早期治療にもつながります。

犬の口臭の原因その2「腸内環境」

犬の口臭には、腸内環境も大きく関係しています。

 

お口の中を酸化させる油分の多い食べ物や、お口の中に残りやすく歯垢になりやすい穀物などの炭水化物は、口臭の原因となります。

 

また、油分の多い食事や犬にとって消化しにくい穀物などが入っている食事は、消化不良を起こしやすく腸内環境を悪化させる原因にもなります。

 

腸内環境が悪化し悪玉菌優勢になると、悪玉菌が発生させる有毒物質が血液に吸収されます。

 

生臭い腐敗臭のような口臭は、血液とともに体中に行き渡った有毒物質が、呼気となって排出されるからです。愛犬が便秘や下痢をしている場合は、腸内環境が悪化していることが考えられます。

 

腸内環境は、毎日の食事内容によって短期間で改善することができます。この機会に愛犬の食事内容を見直してみませんか?

高品質のドッグフードを選ぶことで腸内環境を改善できる

犬の口臭の原因である腸内環境を改善するためには、毎日与えているドッグフードを見直すことが大切です。

 

皆さんは、愛犬に与えているドッグフードの原材料を把握されていますか?

 

ドッグフードの安全基準は非常に甘く、粗悪なドッグフードが数多く商品として流通しているのが現状です。

 

良いドッグフードを選ぶポイント
体に害のある「人口添加物・保存料・着色料・香料」などが含まれていないドッグフードを選びましょう
グレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを選びましょう

(穀物は消化不良の原因になるほか、アレルゲンになりやすいことも分かっており、世界的にもグレインフリーのドッグフードが主流になりつつあります)

消化されやすい「動物性たんぱく質」がメインとなっているドッグフードを選びましょう

 

食べ過ぎも、消化不良を起こして腸内環境を悪化させます。ドッグフードに記載されている給餌量は、あくまでもひとつの目安だと思ってください。

 

ドッグフードの与え方(給餌量や回数など)は、愛犬の体質や犬種・年齢、季節やその日の運動量に応じて、日々調整する必要があります。

 

ドッグフードは半生タイプ・ウエットタイプではなく、ドライタイプのドッグフードを選びましょう。

 

咀嚼することで唾液の分泌量が増えると、お口の中の洗浄機能がアップするため、口臭の原因になる歯周病のリスクも軽減されます。

 

ドッグフードは必ず原材料をチェックして、大切な愛犬に安心して与えられるドッグフードを選んであげてくださいね。

 

参考記事:パン君が選ぶ無添加ドッグフード|安心おすすめランキング

 

 

ドッグフード選びはとっても大切なんだワン!

 

パンがおすすめするドッグフードを紹介しているから参考にしてほしいワン!


ヨーグルトで腸内環境を改善しよう

健康な腸内環境の維持に欠かせないのが乳酸菌ですが、加熱されたドッグフードからは乳酸菌を摂ることができません。そこでおすすめしたいのが、ヨーグルトです。

 

ヨーグルトの乳酸菌には、腸内環境を整えてお腹のトラブルを解消するほかにも、口臭予防・歯周病予防や免疫力アップといった嬉しい効果があります。

 

ヨーグルトの与え方

スプーン1〜2杯程度を、1日1〜2回を目安に与えてあげると良いでしょう。一度に与えるより、少量を毎日続けて与えてあげるのが効果的です。

 

ヨーグルトを与えるときの注意点

愛犬の体質に合っているか

「犬に牛乳を与えるとお腹をこわす」という話をよく聞きます。ヨーグルトも同じ乳製品なので、与えても良いのか迷いますよね。

 

牛乳でお腹をこわしてしまう子は、牛乳に含まれる乳糖を分解する力が弱いからです。ヨーグルトは乳酸菌が乳糖の一部を分解しているため、牛乳ほどお腹に影響はありません。

 

とはいえ、少しの乳糖でもお腹をこわしてしまう子もいます。ヨーグルトを与えるときは、愛犬の様子を見ながら、最初はごく少量から始めてみてくださいね。

 

注意したいのは、アレルギーです。乳製品にアレルギーがある場合は、ヨーグルトは与えないでください。

 

どんなヨーグルトを選ぶ?

ヨーグルトは、無糖タイプを選びましょう。ヨーグルトには脂質が含まれていますので、愛犬の体重が気になる場合は、低脂肪・無脂肪タイプがおすすめです。

 

ヨーグルトで歯磨き

方法はとっても簡単!食後や夜寝る前に、ヨーグルトを塗ったガーゼなどの布で、歯茎を軽くマッサージしてあげるだけでOKです。

 

乳酸菌がお口の中の細菌や雑菌の繁殖を抑えてくれるので、口臭を予防することができます。

 

愛犬がヨーグルトが好きなら、喜んで歯磨きさせてくれるでしょう。ぜひ毎日の習慣にしてあげたいですね。

 

ヨーグルトで歯磨きをしたあとは、お水を飲ませる必要はありません。お口まわりを拭いたら終了です。

 

あくまでも大切なのは、基本の歯磨きです。ヨーグルト歯磨きは補助的な役割だということを認識しておきましょう。

犬の口臭の原因その3「病気」

犬の口臭の悪化は、深刻な病気のサインとしてあらわれることがあります。口臭が悪化する主な病気には、以下のようなものがあります。

 

口内炎

口内炎になると、よだれが多くなり口臭が以前よりきつくなります。お口の中を見ると、腫れたりただれているのが分かります。

 

お口まわりを気にしたりお口をくちゃくちゃさせるといった仕草が見られますが、痛みや違和感が強い場合は、さらに食欲低下・体重減少・発熱といった症状も見られます。

 

口内炎の原因は、実にさまざまです。異物(おもちゃなど)でお口の中を傷つけて、一時的に口内炎が発症することもありますし、重度の歯周病や免疫力が著しく低下している場合は、カンジダという真菌・ジステンパーウイルス・レプトスピラなどの細菌の感染による口内炎を発症しやすくなります。

 

また、腎不全・糖尿病・クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)といった全身性疾患の場合も、症状のひとつとして口内炎を発症することがあります。

 

尿毒症

尿毒症になると、食欲低下・元気喪失・嘔吐・下痢などの症状が見られるようになります。口臭からアンモニア臭がすることもあります。

 

尿毒症は、腎不全の進行が原因で発症します。尿素などの老廃物が十分に排出されなくなり、そのまま放っておくと体内に尿毒素が蓄積され、全身の臓器に深刻な障害をもたらします。

 

さらに症状が進行していくと、痙攣や昏睡など神経系の症状を引き起こし死に至ることもある、とても怖い病気です。

 

口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)

口腔内悪性黒色腫ができるのと同時に口臭が悪化し、よだれが多くなります。お口から出血することもあります。粘膜や舌にできる黒色の腫瘍で、びらん状(ただれ)・潰瘍状になることもあります。

 

口腔内悪性黒色腫は、色素(メラニン)をつくる細胞がガン化する皮膚がんの一種です。

 

腫瘍が顎のリンパ節や肺などに転移してから分かる、という場合も少なくありません。進行スピードがとても速いのが、この病気の特徴です。黒い色をした腫瘍がほとんどですが、まれに黒くない腫瘍ができることもあります。

 

どの病気も、早期発見・早期治療が大切です。愛犬のお口の中に水泡・発疹・潰瘍などを見つけたり、今までと違う口臭がするような場合は、できるだけ早く受診されることをおすすめします。

まとめ

犬の口臭は、毎日の歯磨き習慣や食事内容の見直しで改善することができます。

 

病気が原因となっている場合も、愛犬のお口の中をチェックするクセをつけておけば、早く気づいてあげることができますね。

 

犬の口臭は、健康のバロメーターです。口臭が悪化しているときは、愛犬の体調に何らかの異変があるということを理解しておきましょう。

 

愛犬の口臭がなかなか改善されないなど、ちょっとでも気になることがあれば、まずは一度動物病院へご相談ください。

 

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