犬にもインフルエンザがある!人間に感染する?気になる症状と予防法

犬にもインフルエンザがあることをご存知ですか?2015年、米国で1000匹以上の感染が報告され大きなニュースになりました。

 

犬インフルエンザは、感染しても全く症状が出ないことも珍しくありませんが、中には重症化するケースもあります。

 

現在まで国内での発症例は発表されていませんが、いざというとき正しい判断ができるようにしておきたいですね。

 

今回は「犬のインフルエンザがどのような病気なのか」についてお話ししていきます。

 

犬インフルエンザってどんな病気?原因と症状について

犬インフルエンザの原因

犬インフルエンザの原因となるウイルスは「A H3N8(H3N8亜型)」「A H3N2(H3N2亜型)」という2種類のA型インフルエンザウイルス(CIV)です。

 

「A H3N8(H3N8亜型)」は馬の間で流行していた馬インフルエンザでしたが、2004年に米国で初めて犬への感染が確認されました。

 

「A H3N2(H3N2亜型)」の元は、日本・韓国・中国の野鳥が保有する鳥インフルエンザH3N2亜型だということが分かっています。

 

2015年に米国で1000匹以上の感染が報告されたのは、こちらの犬インフルエンザウイルスです。それまでは、タイ・韓国・中国などアジア圏で感染が確認されていました。

 

犬インフルエンザの症状

犬インフルエンザの潜伏期間は、2〜5日程度です。おもな症状としては、元気喪失・食欲低下・咳・鼻水などの比較的軽い呼吸器症状があらわれます。

 

無症状のケースも珍しくなく死に至る確率は低いことが分かっていますが、免疫力の弱い犬(子犬・高齢犬・ほかの病気を持っているなど)が感染すると、40〜41℃の高熱・肺炎を併発するなど重症化するケースもあります。

 

犬インフルエンザの感染経路と予防法について

犬インフルエンザの症状が見られる犬との接触を避ける

犬インフルエンザは、感染した犬の咳・鼻水・くしゃみ・排泄物などによって、飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染しますので、犬インフルエンザの症状が見られる犬との接触を避けることが一番の予防になります。

 

ほかにも、ウイルスが付着しているもの(電柱や草など)に接触することで感染します。お出かけやお散歩の際は、愛犬から目を離さないようにして注意してあげてください。

 

感染した犬に接触した人間を介して感染が拡大することもあるため、帰宅したら愛犬のお顔を拭いたり足を洗うだけでなく、飼い主さん自身も手を洗ったりうがいをするなどして、感染リスクを少しでも減らすようにしましょう。

 

米国では、犬インフルエンザの感染が確認された州から飼い主さんに向けて、ドッグパークなど犬がたくさん集まる場所を避けるよう勧告しています。

 

ペットショップ・ペットホテル・ドッグラン・ドッグカフェなど不特定多数の犬が集まるような場所には、ウイルス感染のリスクがあることを覚えておいてください。

 

多頭飼いは感染が広がるリスクがある

気をつけたいのが、多頭飼いのご家庭です。犬インフルエンザの感染を広げないためにも、普段から食器や飲み水を別にするといった対策がおすすめです。

 

食器以外にもおもちゃ・専用ベッド・ブランケットなど、共有アイテムから感染が広がる可能性があります。

 

これは犬インフルエンザに限ったことではありませんが、多頭飼いのご家庭ではウイルスや細菌による感染が広がるリスクが高まります。

 

愛犬の中の1匹に気になる様子が見られたら、感染を広げないためにも早めに受診するようにしましょう。

 

犬インフルエンザのワクチンと治療法について

犬インフルエンザの治療は様子を見ながらの対症療法

犬インフルエンザは感染率は高いものの、 発症しても無症状や比較的症状が軽い病気であることが分かっています。

 

ですが、重症化するケースや死に至る確率もゼロではありません。ワクチンや治療法に関する情報はぜひ知っておきたいですね。

 

犬インフルエンザのワクチンですが、米国では2009年6月に条件付きで「A H3N8(H3N8亜型)」のワクチンが認可されました。

 

現在もワクチンが入手できる地域は限定されています。日本国内では発症例がないということもあり、犬インフルエンザのワクチンはまだ開発されていません。

 

特定の治療法は確立されておらず、病院ではおもに二次感染予防の抗生物質投与や、体力回復のための点滴・栄養剤などの投与といった対症療法が行われます。

 

犬インフルエンザは人間に感染しない

人間のインフルエンザと犬のインフルエンザは違う

犬インフルエンザの原因となるウイルス「A H3N8(H3N8亜型)」「A H3N2(H3N2亜型)」は、私たち人間のインフルエンザとは型が異なります。

 

米疾病対策センター(CDC)では、「犬インフルエンザが犬から人間に感染した事例は見つかっていない」と発表しています。

 

人間のインフルエンザが犬に感染したという報告事例も、現在のところありません。

 

インフルエンザウイルスは変異するウイルス

犬インフルエンザが人間に感染したという報告はまだありませんが、インフルエンザウイルスは変異するウイルスです。

 

もしかしたら今後、人間に感染する新型の犬インフルエンザが発生するという可能性はゼロではありません。

 

犬インフルエンザと犬パラインフルエンザは違う病気

インフルエンザと名前の付く犬の病気には、ほかにも「犬パラインフルエンザ(犬パラインフルエンザウイルス感染症)」があります。

 

混同されがちですが、犬インフルエンザとは原因となるウイルスが異なります。

 

  • 犬パラインフルエンザの原因⇒パラインフルエンザウイルス(CPIV)

 

  • 犬パラインフルエンザの症状⇒単独感染では、元気喪失・食欲低下・咳・鼻水・扁桃腺炎など、比較的軽い呼吸器症状があらわれる。ほかのウイルスや細菌に同時に感染すると「ケンネルコフ」を発症し症状が重くなる。

 

ケンネルコフとは?

「犬パラインフルエンザ」や「犬アデノウイルスU型感染症」などのウイルスのほか、気管支敗血症菌などの細菌に1つから複数同時に感染することにより発症します。

 

致死的な感染になるケースは少なく、発作性の咳が長く続くのが特徴です。

 

犬パラインフルエンザは幸いにも予防することができます。年1回のワクチン接種を忘れずに受けるようにしましょう。

 

犬から人間に感染する病気「人獣共通感染症」について

犬インフルエンザは犬から人に感染した事例は見つかっていないので、今のところ心配する必要はありません。

 

皆さんは「人獣共通感染症(ズーノーシス・人畜共通感染症)」をご存知ですか?人獣共通感染症とは、動物から人間に感染する病気のことを言います。

 

「狂犬病」「鳥インフルエンザ」「SARS(重症急性呼吸器症候群)」などは、よく知られているウイルス性の人獣共通感染症です。

 

ここでは、人獣共通感染症の中でもとくに人間と犬が注意したい「レプトスピラ症」についてご紹介しておきます。

 

レプトスピラ症とは?

レプトスピラ症は細菌性の人獣共通感染症です。感染したネズミ・犬などの尿や、その尿に汚染された水たまりや土に接触したり、汚染された水・食べ物を口にすることで感染します。

 

レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌が感染することにより、肝障害・急性腎不全などを引き起こします。

 

感染しても症状があらわれない場合もありますが、重篤になれば命に関わることもある怖い病気です。

重篤な症状

  • 出血型⇒主に40℃前後の高熱・嘔吐・血便・食欲不振・結膜の充血などの症状が見られる。さらに症状が悪化すると、脱水・尿毒症を引き起こして死に至るケースもある。

 

  • 黄疸型⇒主に嘔吐・下痢・黄疸・口の粘膜の出血症状などが見られる。発病後わずか数時間から数日で亡くなるケースもあり、出血型よりも重症化しやすい。

 

レプトスピラ症は幸いにも予防することができます。年1回のワクチン接種を忘れずに受けるようにしましょう。

 

ドッグフードで免疫力を高めて犬インフルエンザを予防しよう

高品質ドッグフードでウイルスに負けない体を作ってあげよう

犬インフルエンザをはじめとするウイルス感染症から愛犬を守るためには、毎日の食事で免疫力を高めておくことがとても大切です。

 

飼い主さんが与えるドッグフードで、愛犬の体は作られます。犬にとって必要なたんぱく質が豊富に含まれている、高品質で安心できるドッグフードを選んであげましょう。

 

食事内容のほかにも、適度な運動や清潔な生活環境を心がけることも大切です。

 

参考記事:パン君が選ぶ無添加ドッグフード|安心おすすめランキング

 

まとめ

今回は、犬インフルエンザについてお話ししました。現在まで国内での発症例は発表されていませんが、今後の動向が気になるところです。

 

注意して情報のアンテナを張っておく必要がありますね。

 

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